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2006/03/01

有野実苑

千葉県、そして関東一円でも人気が常に高いキャンプ場として多くの人に親しまれています。温暖な内陸気候のため一年間を通してキャンプが出来、各施設も充実しているなど好条件がたくさん。オートキャンプ好きの方なら一度はその候補に挙がられることが多いと思います。キャンプ場は観光農園の経営で、年間を通じて野菜や果物を楽しめるのもここの特徴です。

■環境

Arinomi01 特別な山間地帯ではなく、普通の農村、住宅地街に位置していて、ワイルド感はそれほどありません。逆に安定した平地にあるのでサイトによって大きな差が出ることもなく、これならキャンプ初心者の方には安心です。サイトはいくつかのブロックに別れ、道路を挟んでA、B、Cが管理棟側、反対側にDとなります。A、B、Cは雑木林に囲まれ、一区画が70㎡前後と少々狭め、それぞれの区画は適度な植林でプライベートを保たれています。Dの方はもう少しサイトが広めですが、植林が比較的少なく開放感があります。景観全体は高低のない土地ゆえに平凡です。若干高圧電線が見えるなど街中の雰囲気が見えてしまうのも若干マイナス点といえます。

■施設

Arinomi02 これがこのキャンプ場の人気を支えているといっていいでしょう。炊事場ではお湯も使え、トイレも各所使いやすく、そして温泉さながらの露天風呂もあり、全く不安がありません。それ以上に遊戯施設や、観光農園レストラン、流しそうめん、農作物の直売所など至れり尽くせり。レンタル品や、ログハウスなどもしっかりしており、安心感の高いキャンプ場の代表格といっていいでしょう。買い物はすぐ周りにはありませんが、元々が街中なのでこちらも不安がありません。

■その他

Arinomi03 ファミリーを前提にしたキャンプ場で、3組以上の団体は受け付けていません。また就寝時間10時も必ず守らなければなりません。一見うるさいようにも感じますが、その手のことで心配な方はとても安心です。観光農園レストランはすごく凝ったメニューはありませんが、テラスBBQもありますし、結構使えてありがたい設備です。

このキャンプ場のレポート(2006/4)
このキャンプ場のレポート(2004/9)

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オートキャンプ・フルーツ村

フルーツ村という観光農園と経営を同一にしていますが、場所は別です。千葉の中央に位置し、清和県民の森、ロマンの森共和国と比較的近くにあります。タイプとしてリゾート型のキャンプとは対極的な、千葉の中でもワイルドさにかけてはNo1と言っても過言ではありません。施設重視派にはややオススメしづらいキャンプ場ですが、ナチュラル志向の方に向いていると思います。

■環境

Fruits01 静かな流れの中流、小糸川が蛇行する部分に囲まれ、三方はその渓谷を、そして眼前を渓流を間近に眺めるなかなか味わえないロケーションです。小糸川はそれほどの清流ではないので、川遊びには向きません。サイトは小高い丘を切り開いたところに上下に点在し、各区画によって状況が大分違います。林間であったり、芝地であったり。区画の大きさも100㎡公称ですけど、場所によってはそれより狭いかもしれません。

■設備

Fruits02 施設のレベルは残念ながら低い方です。トイレも簡易型、炊事棟も大分くたびれた感じで、この点もワイルド。この点が改善されると大分印象が変わるのですが・・。これといった遊戯施設はありませんが、このキャンプ場全体が遊戯施設みたいなもので、野山を走り回らせるにはもってこい。宿泊施設はバンガローが2棟。どちらもいわゆるログハウスで、こちらは新しいものです。

■その他

Fruits03 このキャンプ場のウリのひとつがカヌー。小糸川は流れも緩く初心者にもうってつけ。ファミリーで楽しむのには絶好の場所です。またここのご主人は大変なフォルクローレ好きで、それが昂じて自分も自ら参加するコンサートを行うまでです。もっと変わっているのはサバイバルゲーム。キャンプで楽しむものではないにしてもこのキャンプ場のワイルドさ加減を物語っています。

このキャンプ場のレポート(2004/7)

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ロマンの森共和国オートキャンプ場

ロマンの森共和国は房総のど真ん中に作られたリゾートパークで、遊戯施設、温泉、キャンプ場と豊富な遊び場として県民に親しまれています。ただしどれも一箇所に集中しているわけでなく、それぞれが近隣に分かれています。

■環境

Roman01 渓谷に囲まれた高台にキャンプ場が位置し、近隣の遊戯施設とは離れているので喧騒はありません。渓谷といっても位置的には大分低い位置に川が流れているので、その眺めや水遊び場はありません。サイト50、ロッジ25棟とありますが、全体の敷地はそんなに大きくはない方です。場内には適度に木々があり、キャンプ場としての雰囲気は悪くはありません。緑の深い新緑の頃もいいで、周囲の渓谷の眺めを考えると紅葉の晩秋もなかなか味があります。サイトは芝の区画が大部分で、それぞれ60~70㎡くらい。隣りとは植樹はありますがほぼサイト同士が隣接しているので混みあっていると狭苦しさを感じてしまうでしょう。

■設備

Roman02 さすがに歴史が旧いということもあって、施設は現在のオートキャンプ施設から考えれば一時代以上の前のものであることは否めません。トイレも公園のようなものですし、炊事場も同様。清潔感が無いわけではありませんが、今のオートキャンプに慣れてしまっていたら面食らってしまうでしょう。ロッジも木造の畳なのでこれもやや旧さを感じます。風呂は場内には無いのですが、ロマンの森の付帯施設「白壁の湯」を利用しますので、こちらは眺めのいい露天風呂で快適です。

■その他

ロマンの森で6-7月に開催されるホタル祭りが大変楽しく、それとのセットでのキャンプはなかなかいいものです。近くには買い物をする場所がありません。もし2日以上の長期であればその点をよく考慮したほうがいいでしょう。

このキャンプ場のレポート(2005/5)

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